「Days」カテゴリーアーカイブ

日々のあれこれ、日記のような何か。

ソロ企画《十年》一年目

ダンサーとして、そろそろ何か「きちんとしたもの」を表現していきたい、と思い、励ましてくださるたくさんの方の力をお借りしながら、この企画を立ち上げました。
これから十年、毎年一度、秋に、アトリエ第Q藝術にて、オープニング作品としてモダンダンス作品《光明の日》、そして毎年異なった振付家に依頼する作品――の2作品をプログラムとして、上演してゆきます。

年ごとに違ったイトカズナナエをお見せすること、そしてダンサーとして作品を生ききってゆくこと。そんな十年を旅してゆきたいと思います。
オープニングに山田奈々子監修作品《光明(ひかり)の日》
1年目の企画作品には、舞踏家の長岡ゆりさんを振付家としてお迎えする《Botanical Body》。

時空を超えた十年の旅に、どうぞお付き合いください。

《十年》
オープニング作品〈光明の日〉 監修:山田奈々子
一年目〈Botanical Body〉 振付:長岡ゆり
出演:イトカズナナエ

2022年10月1日(土)・2日(日)
開場/開演
 
1日 14:30/15:00 18:30/19:00
2日 15:30/16:00

入場料:予約3,000円/当日3,500円
ご予約・お問合せ
tenyears.nanae@gmail.com

チケットご予約につきましては、
標題を「《十年》一年目チケット予約」とした上、
・お名前
・ご予約希望の日時(1日昼の部、1日夜の部、2日)
・ご予約枚数
をご記入の上、上記アドレス宛、お送りください。
紙のチケットの発行はせず、ご予約はご予約名簿にて管理し、入場料は当日、劇場入口にてご清算とさせていただきます。どうぞご了承のほど、よろしくお願い申し上げます。

会場:アトリエ第Q藝術
照明:早川誠司
デザイン:yamasin(g)
撮影:bozzo
制作:シーボーズ有限会社
協力:李雨潔
企画協力:富士栄秀也

お願い:
※会場には手指消毒液を用意いたしますので、どうぞご利用ください。
※様々な考えをお持ちの方がおいでなことは承知しておりますが、皆が少しでも安心して鑑賞できるよう、会場内ではマスクをご着用下さい。

2020、新年快樂!

2020年、明けましておめでとうございます。
長らく放置していましたが、今年はこちらも更新していこう、と。

去年は「責任のとれる時間の使い方、使わせ方をせねば」ということに突然気づき、それと同時に自分のこれまでの無責任さいい加減さ何も考えてなさ…に気づいて、色々と足がすくんでしまっていました。

足がすくむ、というのはつまり足が止まることでもあり、おかげで自分のできることとしたいことが出会っていること―― calling ――に真剣に向かい合いはじめた1年でもありました。

「やるべきこと」ではなく「やること」

この1年はそれをひとつひとつ実行していく年にしたいと思っています。
身の回りを整えることから始め(これは「やること」の前の「前提」として)、表現活動も研究活動も種々のレベルでの文化間の橋渡し活動も、限られた時間を誠実に使って、「私をそこで機能させる」ように。

実りのにぎやかな1年となりますように。

暮らす、ということ

今宵は元宵節。

旧暦のお正月になってから最初の満月。元旦に対して元宵なのだ、と今更ながらに気付いた。

台中公園ではランタンフェスティバルの最中で、巨大な張り子の灯りがいくつも灯り、広場では舞台を組んで歌やら踊りやら上演中。どう見ても小学校中学年くらいなのに全員総身タイツの衣装がこなせてアラベスクにあげた脚がやたらと美しい、ここどこのロシアですかってな子どもたちが20人ほど。ダンスに力を入れている小学校の選抜チームらしい。公立校でこの手の芸能・芸術教育をしっかりやっている。やっぱりこういうきっちりした教育は舞台芸術の底力になるよなぁ。

去年は稽古場を片っ端から門前払いされて、こういう若いプロフェッショナル予備軍をそれこそ団体で見てしまって盛大に落ち込んでいたなぁ、と思うと、じりじりと自分のやり方をつかみつつあることがなんだか奇跡のようで。でもそれが、この場所で暮らしながらやっぱり自分で居続けるということなのだとも思う。

特に緊張もせずバスに乗り降りし、仕事をし、店で買い物をし、ランニングのコースを決め、ジムに行き…身体と作品を準備する。日常がゆっくりとこの地に着地してきたのだと思う。

昇りたての巨大な満月に見送られながら、さて、次の1年に進もう。

 

 

気がつくと年も明けて

何だかだで前回の投稿から数ヶ月。

いろいろあれこれやってます。というかあちこちのお手伝いで自分の話ができてなーい!!

最近やっていること。
新井薬師Special ColorsのPCスタッフ。twitterの中のひとなんかもやってます。
アートスペース.kitenのサイト更新担当。

もうちょっと丁寧に仕事できそうだなぁ。

ダンスがみたい! 新人シリーズ16は無事踊ってきました。
師匠からは「いい経験になったと思います」との評。舞台に立つ、お客様に見せる、ということをもっと意識しないと。

ただ、この舞台をきっかけとして、自分の身体の扱い方、取り組み方が変わったように思います。いつまでも同じではいられないな、と。歳もとるしね。

それから台湾に飛んでまた一時帰国して。

DEVIATE Co.企画、即興公演「有徴あるいは無徴」に出演。空間への存在の仕方、空気を読むだけでなく発するということ、を、今更みたいに気づく。

でもって今は台湾にまた戻ってます。これから1ヶ月はみっちり身体と作品づくりです。4月に2週間ほど一時帰国。そしたらまた舞台上演。

4月14日(土)にLeeres Lachen Theater公演「Le Coeur ~ひとつの心臓 4つの悲劇」上演。今回もドラマトゥルク担当してます。出演もします。

台湾でも仕事してます。フィールド仕事がどうやら上手くいきそうなので、やっぱり語学なんとかしないと、ということで午前中はひたすら中国語の特訓。バリバリと薬膳学の教科書を音読する、という完全に山脈にショベルカーで突っ込むような勉強の仕方をしています。どっかでブレイクスルーがあると思うのよ。どっかで。

とりあえず、そんな日々。
舞台の報告とか告知とかは後ほど。

近況など

昨日、台湾に戻ってきました。

そう、9月のはじめに日本に帰国し、WSやイベントの制作だのディレクターだのアテンドだの講師だの賄いだの編集だの引越しクラスの肉体労働だの舞台出演だの…1ヵ月半死ぬほど稼動してたのです。舞台出演は本当にありがたい楽しい話なのだけど、そのほかに1週間に2つ以上のイベントを常にけっこう重い位置で担当してた感じ。最後の一週間とか擦り切れるかと思ったけど体重は増えました。コンチクショウ。

で。

もはや台湾のほうが「戻る場所」な感覚です。まだ中国語ちゃんとできてないのにそう言うのは図々しい限りなのですが。来週から朗読ベースで発音・発語のレッスンも入るから、頑張ろう。

こちらは普通に平日なので(当たり前だ)普通に出勤して挨拶回りして。
1ヶ月でなんとか今度こそ研究の足腰を整えたいところです。

毎回コンドミニアムに宿泊しているのですが、今回の部屋もヨガルーム(鏡張りの壁と正式には手すりであろうバーもあるのでスタジオ使用も可能^^)と同じフロア。稽古場まで徒歩5秒とかです。他にジムもあるので、身体作り、作品作りのための環境もばっちり。そして、また、走ろう。

10度を下回るところから、30度近くに気温が跳ね上がるところにやってきて、若干身体が混乱気味。でもまぁ、ゆるりとした湿気と気温の中で身体が伸びる感じ。とはいえ寝苦しいかしらと思ってエアコンつけたら凍えそうになって目を覚ましたり、基本ドタバタしております。

海を越えるってのはいいもので、そのたびにリスタートできる。